葉酸の嬉しい効果
葉酸が胎児の成長に大きく関わっているというのは前にお話したとおりですが、実は、葉酸の効果はそれだけではありません!
摂取する自分自身にも、嬉しい効果がたくさんあります。
中でも注目されているのは、「心疾患の予防」です。
ハーバード大学が葉酸と心疾患との関係を研究したところ、葉酸摂取量の多い人は、葉酸摂取量が少ない人に比べて、心疾患の発生率が31%も低くなることが分かりました。
今やがん、脳卒中に加えて心疾患が日本人の3大死因となっていますから、これは健康管理にとって非常に嬉しい情報です。
さらに、もう1つ注目されている効果があります。
それは、「子宮頸がんの予防」です。
子宮頸がんとは、子宮の入り口付近(頸部)にできるがんのことで、若い年代でも注意しなければならない病気です。
子宮頸がん予防・早期発見は非常に重要視されているため、日本でも20代から無料で子宮頸がんの検診を行っている市区町村がほとんどです。
アラバマ大学の研究による追跡調査の結果では、葉酸を摂取することで子宮頸がんの発生が半分~1/5に低下したということが分かりました。
これは女性の健康を守る、素晴らしい発見ですよね!
このように、葉酸には様々な効果がありますから、赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い年代の方に摂っていただきたいものです。
葉酸の摂り方はサプリメントで!
前の記事で、「葉酸はサプリメントで補いましょう」という話をしました。
今や栄養補助食品としてのサプリメントは一般化されており、非常に多くの女性が使っていますが、一方で「本当にサプリメントで十分なの?」「妊娠中にサプリメントって大丈夫なの??」という疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないかと思います!
妊娠中は体に気を遣い、口に入れるものも気を遣い、健康で丈夫な赤ちゃんが生まれるように準備をしていきますが、妊婦さんでも葉酸サプリメントの服用は大丈夫です!
むしろ、葉酸をサプリメントで補うことは、厚生労働省から推奨されており、母子手帳にも記載されているんです。
それくらい、とても大切なことなんですよ!
ここで出てくるのが、「じゃあ一体、どの葉酸サプリメントを飲めばいいの?」ということです。
今では様々なメーカーから葉酸サプリメントが販売されていますし、どれが良いのか分からなくなってしまいますよね。
そんな時には、葉酸サプリメントの比較をしているサイトを覗いてみましょう!
こういったサイトでは、葉酸含有量、1日当たりの金額など細かい情報が掲載されていますので、参考になると思います!
葉酸をしっかり摂取して、赤ちゃんの成長に備えてくださいね♪
葉酸の胎児への影響について
さて、前回の続きです!
葉酸は、胎児の脳や神経を作るのに非常に大切な役割を持っています。
それは、葉酸がDNA(細胞の核となる部分)の合成を助けてくれるからなんです。
「合成がきちんとできる→正常で健康な体が作れる」ということ!
ただ、赤ちゃんは自分で栄養を摂ることができませんから、お母さんがきちんと摂取してくれなければ、葉酸を届けることは出来ません。
だから、妊娠前・妊娠中に葉酸をしっかりと摂取することが大切なんですよ♪
じゃあ、葉酸を摂取しないとどうなるのか??
それは、胎児のある病気のリスクが上がってしまうんです!
その病気とは「神経管閉鎖障害」です。
脳や神経は私たちにとってとても大切な器官ですから、そこに障害が生じては大変です!
ですから、葉酸はしっかりと摂取しなければなりません。
葉酸は食べ物からも摂取することができますが、調理家庭で栄養素が減少してしまうので、サプリメントで補うようにしましょう!
ちなみに、胎児の神経系が作られるのは、妊娠3ヶ月までですので、実は妊娠が発覚してから摂取しても少し遅いんです・・・
なので、妊娠希望の方であれば、前もって摂取しておくと良いですよ!
葉酸って??
葉酸ってなんとなく聞いたことありませんか??
ウィキペディアには、「葉酸(ようさん、英: folate)はビタミンM、ビタミンB9、プテロイルグルタミン酸とも呼ばれ、水溶性ビタミンに分類される生理活性物質である。プテリジンにパラアミノ安息香酸とグルタミン酸が結合した構造を持つ。1941年に乳酸菌の増殖因子としてホウレンソウの葉から発見された。葉はラテン語で folium と呼ばれることから葉酸 (folic acid) と名付けられた。葉酸は体内で還元」と訳の分からないことが書いてあります・・・(笑)
簡単に言うと、代謝に深い関わりを持っているビタミンなんです。
ですから、新しい細胞を作る時には必要不可欠の栄養素です。
自分の細胞は日々生まれ変わっていますから、葉酸は生まれてから死ぬまで、必要な栄養素なんです。
で、特に大切なのは「胎児の発育に大きく関わる」っていうことなんです!
これはまた話が長くなるので、次回に♪